1/5

Agirias beatifica lachaumei & Agrias beata

¥10,000

SOLD OUT

アグリアス・ベアティフィカ・ラカウメイ(表)、アグリアス ベアティフィカ ベアタ(裏)セットの標本です。

箱のサイズは幅20×奥行き16×高さ5.5cm です。
箱に関しては、老舗高級標本箱メーカーバードウィング社の最高級クラスの昆虫標本箱を改良しております。
国内外の博物館や大学でも信頼される品質で、大切にしていた昆虫をいつまでも美しく飾ることができます。大切な標本を末永く保管するために、フタの枠が凹凸になっており昆虫標本最大の敵である害虫の侵入を防ぎます。

翅色は変異に富んでおり、翅の表は黒または青みがかった地色とは対照的な非常に鮮やかな赤、オレンジ、青と黄のイリデッセンスの紋や帯を纏い、対するに裏は保護色となっております。

筋肉のよく発達した立派な胴を有し、それゆえ速い飛翔が可能で非常に高い箇所と飛行するため採取が難しいようです。発香鱗が後翅にあり、ここから雌を引き寄せるためにフェロモンを散らします。

森林の林冠に生息しており、腐敗した果物から吸汁するため林床を訪れ、食餌と休息の間は常に翅を閉じるが、驚くと高速で翅を開閉して表側の鮮やかな色を見せることがあるそうです。

幼虫の食樹は麻薬として悪名高いコカノキの仲間 コカ属樹木であり、飼育が難しい原因の1つと考えられます。卵は丸く表面は滑らかで、食樹の葉に一つだけ産み付けられます。

大変美しい蝶で高値で取引されるため、原産地で森を切り開いて畑にしようとした所有者がたまたまこのチョウを見かけ、畑で農作物を作って売る収益よりチョウを採集して売った収益の方が大きい故 開墾を止めたと云う逸話があるそうです。

標本の全体のテーマとして遊女をイメージし作成致しました。
翅表の群青のコントラスト 中央部には青の部分と黒の部分、そしてその周囲に絶妙なグラデーションのついた金緑色が幻想的で引き込まれてしまいます。それに対に翅裏は表にはない強烈な赤が後翅の基部に差しレオパードのような紋様がより強烈な印象を視覚に訴えてきます。
鮮烈な赤に深海のように冷たい群青が対比され、非常に艶やかです。
まさに、浮世絵や錦絵にも描かれた豪華絢爛たる遊女の装いではないでしょうか。

一見華やかで美しく見えますが、底に潜む暗い闇もございます。
黒く焼け焦げたように朽ちた中枠は日々の過酷な労働環境で命を削りながら働く日々の痛み。無数の傷は怨嗟の涙故か将又嫉妬のような雰囲気があります。
梅毒が蔓延し遊女たちの平均寿命は、22歳程度だったと言われています。感染すると見た目も病気の激しい苦しみで痩せこけて青白い肌になったそうです。
故に本作の裏展翅のベアタも青白い部分が多い個体を選出し、また 末期近くまで進行するとゴム腫と呼ばれる弾力のある腫瘍が全身にできそれが壊死して崩れます。後翅にある紋様は拡がりつつある梅毒の腫瘍のようにも感じることができます。

ピンで留められた美しい虫たちは法外な借金の利子に縛り付けられた遊女たちと
どこか似ているのかもしれません。

箱の中枠等の加工はすべて手作業にて制作しており、材料の配合は毎回変えておりますので、同じものは作れません。一点物の標本です。

International shipping available

¥10,000

SOLD OUT

最近チェックした商品
    その他の商品