Vespa mandarinia & Vespa ducalis
¥15,000
SOLD OUT
別注でしたが、注文者と連絡が取れなくなってしまったので販売致します。
オオスズメバチとヒメスズメバチのセットの標本です。
箱のサイズは幅25×奥行き20×高さ5.5cm です。
箱に関しては、老舗高級標本箱メーカーバードウィング社の最高級クラスの昆虫標本箱を改良しております。
国内外の博物館や大学でも信頼される品質で、大切にしていた昆虫をいつまでも美しく飾ることができます。大切な標本を末永く保管するために、フタの枠が凹凸になっており昆虫標本最大の敵である害虫の侵入を防ぎます。
オオスズメバチは、頭が黄橙色胸が黒色。腹部は黄橙色と黒色の縞模様の、
親指大の大きな蜂です。世界最大のスズメバチそしておそらく世界最強のスズメバチであり、性格はとても攻撃的です。
強力なアゴと毒針を持っています。毒性は強くおまけに毒液の量も多いため非常に危険です。
ヒメスズメバチに似ていますが、腹端(おしりの先)の色で見分けられます。オオスズメバチの腹端は黄色で、ヒメスズメバチの腹端は黒色です。
非常に獰猛で気性が荒く、毒も強いというのは有名で他のスズメバチは通常では巣に近づいたり、蜂そのものを刺激しなければ即座に襲ってくることは殆どありませんが、オオスズメバチは目が良く、動く対象に対して敏感です。なので巣から離れている場合にも積極的に人間を襲うことが見受けられるそうです。
マウスを使った毒性試験により、セイヨウミツバチの方が毒性が強いという結果が得られているようですが、この結果は、同じ量で比較した場合の毒の強さです。
刺された場合にどれくらいのダメージを受けるかは、単純に毒性だけでは決められません。毒性の強さと、打ち込まれた毒液の量との兼ね合いで決まります。
スズメバチの場合、毒液の中に痛みを感じさせる成分が多く、また、ミツバチなどよりも多くの毒液が入るため、刺された場合の症状がより激しくなると考えられます。
ヒメスズメバチはスズメバチ類の中でも少々特殊な種類と言えます。日本にいるスズメバチは8種類ほどですが、ヒメスズメバチはその中でも最も攻撃性が低い種類です。
スズメバチ科最大種オオスズメバチに次ぐ、大型のスズメバチではありますが、毒性も弱くおとなしい性格です。スズメバチは非常に多くの群れで生活しているのに対し、ヒメスズメバチの群れは基本的に少なめです。そんな数の少ないヒメスズメバチは、数の多くを争いに割くわけにはいきません。そのため、巣を守るための警戒こそよくしますが、向こうから無理におそってくることはほとんどないのです。しかし、刺されると針が太いため強烈な痛みも伴います。また刺された場合はアナフィラキシーショックにより命の危険にさらされることもあるので、比較的穏やかな性格をしているからといって油断してはいけません。
ちなみに、ヒメスズメバチの巣は、球体の下半分を切り取ったようなやや変わった形状をしています。
その半球は内部が空洞で、まるで釣鐘のような形になっています。その中に、もう一回り小さな円形の巣が入っています。この巣は多くの六角形の巣穴からなっており、他種の巣のように内部に隠されていません。このような形状のため、外からでも巣穴の中で成長する幼虫やさなぎがしっかり目視できます。
左右にオオスズメバチ、上下にヒメスズメバチを配置し国章のような標本に仕上げました。
スズメバチの多くは樹や土の中のような閉鎖的な空間に極めて複雑な巣をつくります。外観はマーブル模様に見える外皮。何枚もの層が作られていて、分厚く覆われています。層と層との間に隙間があり、これによって断熱効果を高める仕組みです。
巣盤とは、幼虫が入っている育房という穴が開いている、板状のものを刺します。
スズメバチの巣の内部には、この巣盤が重なっているのです。おもに3~4層に巣盤が重なっているものがおおいようですが、オオスズメバチの場合には、とくに巨大な巣を作るので、10層以上になることもあるそうです。最初に作られた1~2層は、巣を作るために生まれる働き蜂の育房です。そして繁殖のためだけに生まれるオスバチや新女王蜂は、3~4層で育てられます。
女王を基盤とし、なにも無かった空間に巣を作り上げるスズメバチたちには非常に驚かされます。まるで王国のように女王に従順で、個々一匹一匹が己の役割を果たそうとしている。
非常に統制が取れていて美しいと思います。その王国に恥じぬよう、アンティーク調の
木材と中枠を使い重厚感のある標本に仕上げました。
箱の中枠等の加工はすべて手作業にて制作しており、材料の配合は毎回変えておりますので、同じものは作れません。一点物の標本です。
